接骨院を開業したばかりで集客に悩んでいませんか?そんな時こそ効果を発揮するのが「ブログ」です。広告費をかけずに新規患者さんの数がアップした実例もあるように、ブログは開業初期の強い味方となるでしょう。この記事では、すぐに実践できるブログ集客術と、実際に成果を上げた接骨院のリアルな事例をご紹介します。地域密着の強みを活かし、検索から患者さんを呼び込むコツを学んでみませんか?
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目次
開業初期にブログが効果的な3つの理由
理由①:初期費用を抑えて始められる
チラシの配布や看板設置、ポータルサイトの広告掲載など、開業時の集客手段は意外とコストがかかります。 一方、ブログは無料または低コストで始められるのが大きな魅力です。資金に余裕のない開業初期でも、リスクを抑えて集客に取り組める手段として非常に有効です。
例えば:
- WordPressを使えば、サーバー代・ドメイン代合わせて月1,000円前後(※年間契約やキャンペーン価格を適用した場合)で運営可能
- 記事は自分で執筆すれば、外注費ゼロ
- 修正や更新も自由に行える
理由②:地域名×施術メニューでSEOに強い
「〇〇市 交通事故施術」「△△区 産後骨盤矯正」などの地域名+施術名のキーワードで記事を書くと、Google検索で上位表示されやすくなります。
これはなぜか?
- 接骨院は地域密着型ビジネス
- 「地域名入りの検索」は来院見込みの高いユーザーが多い
- ローカルSEOとブログの相性が非常に良い
ブログ記事が上位に表示されることで:
- ターゲットユーザーに直接届く
- 信頼感がアップし、来院の可能性も高まる
理由③:継続的な発信でGoogleからの評価が蓄積される
ブログは「一度書いて終わり」ではありません。継続的な更新が信頼につながります。月に1本の更新でも、十分効果があります。コツコツと続けることが、将来の集客力に直結します。
続けることで得られる効果:
- Googleから「価値あるサイト」と認識されやすくなる
- ドメインパワーが強まり、検索順位が安定して上昇
- ファン(読者)やリピーターが増える
記事ネタの例:
- よくある患者さんの悩み
- 実際の症例紹介
- 季節ごとの注意点や予防法
- スタッフ紹介や日常の様子 など
【実例】ブログで集客アップした接骨院のリアルケース
A接骨院:3ヶ月で月5件→月20件に
開業当初は地域に認知されておらず、月5件ほどの新規の患者さんしか来院していなかったA接骨院。そこで院長が取り組んだのが「ブログでの情報発信」でした。その結果、Google検索からの流入が増加し、3ヶ月後には月20件以上の新規来院を実現しました。
実践したポイント:
- 症状別の施術内容を分かりやすく解説(例:腰痛・肩こり・スポーツ障害など)
- 週1回の更新を継続し、地域名+症状のキーワードを意識
- 患者さんの悩みに寄り添う文章を心がけた(専門用語を避け、やさしい表現で)
B院:患者さんの声をブログ掲載→口コミ拡散
B院では「患者さんの声」の活用に注力しました。実際に施術を受けた方の感想や変化をブログで紹介することで、口コミ効果を生みました。この取り組みにより、SNSや地域コミュニティでのシェアが増え、ブログをきっかけに来院する患者さんが増加しています。
具体的な方法:
- 患者さんのアンケート内容を抜粋し、ブログ記事に掲載
- 許可を得てビフォーアフター写真を掲載することで信頼感アップ
- タイトルに症状名+年齢層(例:50代女性 腰痛が改善)を入れる
ブログ記事の書き方5ステップ
ステップ①:ターゲット(誰に)を明確にする
まずは、「誰に向けた記事か」を明確にすることが最優先です。ターゲットがぼやけていると、記事の内容も曖昧になってしまいます。
想定すべきターゲット例
- 腰痛に悩む30〜50代の会社員
- 産後の骨盤ケアを探している育児中のママ
- 部活でケガをした高校生の親御さん
ポイント
- 年齢
- 性別
- 職業
- ライフスタイル(通勤・育児・スポーツなど)
- 抱えている悩み(腰痛・姿勢・むくみ・ケガ など)
こうした情報をもとに、1人のペルソナ(理想的なお客様像)を具体的に設定しましょう。これにより、記事の構成や言葉選びがブレず、読者の心に届きやすくなります。
ステップ②:地域名+症状名で記事テーマを選定する
SEOで集客を狙うなら、「地域名+症状名」のキーワードは定番かつ効果的です。この組み合わせは検索されやすく、来院につながりやすいため、アクセスアップに直結します。
鉄板キーワードの例
- 「〇〇市 ぎっくり腰」
- 「△△区 肩こり 接骨院」
- 「□□町 骨盤矯正 おすすめ」
上記のように、地域名と具体的な悩みをセットで入れることで、検索ユーザーのニーズにピタッと合った記事になります。
キーワード選定のコツ
- Googleサジェスト
- Google検索窓にキーワードを打ち込むと、自動で候補が出てきます。
- ラッコキーワード(無料ツール)
- 一括で関連キーワードを調べられる便利なツールです。
ステップ③:タイトルにSEOキーワードを含める
選定したキーワードは、必ず記事タイトルに含めましょう。これは、検索エンジンに内容を正しく伝えるだけでなく、読者に「自分に関係ある記事だ」と気づいてもらうためにも重要です。
タイトル作成の基本ルール
- 選んだ「地域名+症状名」を前半に入れる
- 読み手の悩みを明確にする
- 解決策や内容の一部がわかるようにする
具体例
- 「〇〇市でぎっくり腰にお悩みの方へ|接骨院でできる効果的な対処法」
- 「△△区で肩こりがひどい方へ|原因と改善のためのストレッチ紹介」
注意点
- タイトルは 32文字前後 に収めるのが理想です
- (検索結果で「…」と省略されにくくなります)
- キーワードを詰め込みすぎず、自然な文章になるよう工夫する
ステップ④:実例・画像を盛り込んで信頼感アップ
ブログ記事に実際の症例や写真を掲載することで、読者の信頼度が大きくアップします。
「本当にここに通って大丈夫かな?」と迷っている読者の背中を押す強力な要素になるのが、実例・画像です。
掲載すると効果的な内容の例
- 「●●様(40代女性・ぎっくり腰)の改善経過」
- 施術前後のビフォーアフター画像
- 院内の写真(施術室・待合室・受付など)
- アクセスMAPや駅からの道順写真
- スタッフ紹介の写真や、対応中の様子
注意点
- 患者さんの写真を使用する場合は、必ず許可を取る
- 顔出しNGの場合はモザイク・後ろ姿・手元だけなど配慮を
- 個人が特定されないよう、名前や住所、細かい症状の記載には注意
ステップ⑤:CTA(行動導線)を設置する
記事を読んだだけで終わらせず、「次にどんな行動をとってもらいたいか?」を明確にするのが大切です。そのために必要なのが、CTA(Call To Action)=行動導線です。
CTAの具体例
- 「LINEで簡単予約はこちら」
- 「初回限定クーポンのご案内はこちら」
- 「〇〇症状について詳しく解説した記事はこちら」
CTA設置のポイント
- 記事の最後はもちろん、記事中にも挿入するのが効果的
- ボタン風デザインや強調マークで視認性アップ
- 読者が迷わず行動できる、シンプルで具体的な文言にする
よくある質問(FAQ)
Q. どれくらいで効果が出るのか?
- 一般的に、SEOの効果が表れるまでには3〜6ヶ月ほどかかると言われています。特に開業初期はGoogleからの評価が安定していないため、根気強く記事を増やし、キーワードやユーザー目線での改善を重ねることが重要です。
- アクセス数や検索順位をチェックしながら、改善サイクルを回しましょう。
Q. 書く時間がない場合はどうすれば良いか?
- 忙しい接骨院経営者の方には、記事構成だけ自分で考え、ライターに執筆を依頼する方法が効果的です。また、音声入力でアイデアを記録しておくのもおすすめです。
- おすすめツールとして、Googleドキュメントの音声入力・Notion・AIライティングアシスタントなどがあります。
Q. 記事ネタが浮かばない時はどう対処する?
- 患者さんからのよくある質問やお悩みをそのまま記事にするのが一番効果的です。
- 以下のようなテーマは特に検索ニーズがあります。
- 「ぎっくり腰 治し方 接骨院」
- 「産後骨盤矯正 いつから」
- 「接骨院と整骨院 違い」
- 以下のようなテーマは特に検索ニーズがあります。
- Google検索サジェストや「○○ 地名」+お悩み系キーワードを調べてみましょう!
Q. 患者さんの写真掲載は問題ない?
- 患者さんの顔写真を掲載する場合は、必ず書面での同意書を取得しましょう。匿名での使用や背面写真などでも、念のため了承を得ておくことが安心です。
- チェックリスト:
- 使用目的を明記した同意書
- 撮影日・使用期間・掲載場所の明記
- 同意の撤回が可能である旨
まとめ|開業後の集客戦略としてのブログ活用法
開業直後の集客には、費用を抑えて始められるブログが効果的です。地域名や症状名をキーワードにした記事は検索に強く、患者さんの目に留まりやすくなります。まずは、一人の患者さんの悩みに寄り添う気持ちで、一つの記事から始めてみましょう。地道な発信が、信頼と集客につながっていきます。
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